国立と私立大学の志願動向

大学受験の志望先は、景気が悪い時は学費の安い国立大学への志願者が増える傾向にあります。一方で、景気が良くなると私立への志願者が増える傾向にあります。このような傾向は過去2008年にリーマンショック時にも顕著になりました。大学4年間の総額は国立で約250万円、私立文系で400万円弱、私立理系で550万円となっています。

なお、理系•文系の志願者数の違いは、受験科目の内容にも左右されて増減しています。2015年度は新課程入試に移行したため、センター試験では理科の科目負担が増えたことから、国公立大学への志願者が減少しました。センター試験の理科の科目の負担が文系•理系ともに重くなっていることを敬遠する動きが広がりました。

なお、現在日本は少子化の時代と言われていますが、大学の志願者数は減ってはいるもも、減少率は3割程度にとどまっています。子どもの数は減っているものの、大学に進学する人数自体は増えているため、全体としては大学受験の志願者数は変わっていないというのが実情です。

そのような中、進学塾の形態は多様化しており、集団授業、個別授業、一対一の授業、オンラインや動画を中心とした授業など、特色が様々です。各進学塾によって、特色が異なりますので、国立、私立どちらを受験するのかも踏まえ、自分に合った進学塾を選びましょう。