塾イコール進学塾と言われるように、塾の使命は塾生を希望の学校へ進学できさえすればいい、と考えている人が多いのではないでしょうか。確かにそのような塾もあることは否定できませんが、多くの塾はそれだけではない、という事を知っている人は意外に少ないと言ってもいいかもしれません。今の子供たちは、それだけでは厳しい授業にはついてきてくれないでしょう。講師との間にできた強い信頼関係あってこそ、厳しい受験戦争と言われる過酷な授業が成立すると言っても言い過ぎではないでしょう。更に現代の核家族化した家庭で、共稼ぎ世帯が当たり前の家庭では、昔のじいちゃん・ばぁちゃんが孫に優しく諭すようなしつけをする人がいなくなり、街中でいたずらをしている他人の子供でもしかりつける年寄も少なくなる現代社会では、塾がその一端を担っているとさえ言われています。