お子さんの通う塾を選択する時、皆さんはどの点に注意して選んでいるでしょうか。どの塾を選ぶのかによって子どもの人生が決定すると言えば大袈裟に聞こえるかもしれませんが、筆者は塾を医者のようなものだと考えています。つまりやぶ医者のような塾に預けてしまえば、子供の将来が大変なものになってしまうということです。例えば病院で、インフォームドコンセントのないまま手術されると、患者は不信感を抱くでしょう。もちろん結果的に治癒すれば問題ありませんが、何らかの不調が生じたら、医者を恨むことになるはずです。病院でさえそのような事例が頻発しているのですから、塾の世界では尚更起こりやすいと言えます。つまり塾の方針が上手く伝わらないまま、結局お子さんの受験が失敗に終わるという事態が全国で多発しているのです。

宿題はただ出せばよいというものではありません。そこには目的があって然るべきですし、定期試験についてもきちんと説明されるべきです。そうした説明が保護者に行き届いていない塾は、実績も芳しくない傾向にあります。保護者の理解が進まないまま子どもが塾に通い続けても、成績の上昇は見込めません。成績が上がらなければ、保護者はますます不安になり、悪循環が生じます。そのような最悪の事態を避けるためにも、先ずはその塾がどのような理念を掲げているかを調べ上げ、成績を上げるための具体的な方針を明らかにしてもらうことが大切です。単に合格実績や内部の声を宣伝しているだけの塾は、避けた方が無難です。今通っている塾がそれに当たる場合は、速やかに転塾の準備を進めて下さい。あなたの決心がお子さんの将来を左右します。

 

 

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